医療の現場で進むIT化

現在の社会において、ITは必須と言ってもいいでしょう。そしてIT関連技術の進歩に伴い、社会の至るところでパソコンが急速に普及し、大きな役割を担っています。医療の世界とてそれは例外ではありません。病院をはじめとする各医療機関ではコンピューターが普及し、レセコン(レセプトコンピュータ)が使われ始めています。レセプトとは、診療報酬請求明細書のことです。これは病院等の医療機関が毎月の医療費を社会保険診療報酬支払い基金に請求する為に提出する書類です。それがコンピューターによって電子ファイル化され始めています。医療現場のIT化はそれだけに止まりません。患者の診察、そして管理には絶対不可欠なカルテも電子化が進み、電子カルテと呼ばれる新しいタイプのカルテも次第に普及しつつあります。カルテとは言うまでもなく病歴管理で、患者の病歴や病気の進行状況、及びそれに対する治療法等がまとめられた資料です。医療の現場では非常に重要な第一級の書類と言えます。ちなみにカルテの大切さについては医療法という法律で、カルテの5年間保存が義務付けられているほどです。
レセプトにせよ、カルテにせよ、これらは医療の現場では非常に大切な書類です。そしてこれらには患者に関する重大な個人情報が掲載されています。従ってこれらレセプト及びカルテの扱いには非常に慎重さが求められます。現在は個人情報の漏洩に関する事件が後を絶ちません。従ってこうした状況の中、周辺整備等の充分な準備を行わないままに拙速なIT化を行えば、こうした情報漏えいとそれが引き起こすトラブルによって医療現場は混乱するのみならず、日本の医療に大きな悪影響を及ぼしかねないと危惧する声もあると言われています。

ところで、診療を行う為に掛かるコストを診療報酬と言います。一般に私達が保険証を持って病院へ行き、治療を受けると、私達は治療にかかった<

費用のうちの一部を自己負担します。残りの部分を病院が社会保険診療報酬支払い基金に請求します。このときに病院側が請求し、後で受け取る報酬が診療報酬です。ところで従来、その診療報酬にIT関連機器(レセコンや電子カルテ等)導入の為の費用は全く考慮されず、その全てを医療機関側が負担してきました。2005年、日本政府は医療制度改革大綱の中にレセプトのオンライン化の義務化を盛り込み、今後レセプトの電子管理の時代に入ることは決定的となりました。先に紹介したように、病院や診療所における患者への治療行為に絶対不可欠なレセプトの電子化が盛り込まれたことで、病院や医療現場でのIT化は絶対的な流れとなっています。但しこの過程で発生するコストとその対処法についてはまだまだ議論の余地があり、コストの問題は完全に解決されたとは言い難いようです。

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最終更新日:2019/9/19

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